看護師が福祉用具と住宅リフォームのお店を作りました
症状・疾患別にみる

1脳血管障害

 脳血管障害に伴う生活上の不便や不自由さは、くも膜下出血、脳出血、脳梗塞の種類にはあまり関係なく、障害発生部位や合併症の有無、発症時の年齢などによって異なります。
屋内外での歩行、食事、排泄、入浴など一つひとつ生活動作を確認しながら、必要な福祉用具や住環境を整えましょう。

2パーキンソン病

パーキンソン病のようの進行性の疾患患者を在宅で支援するためには、その時々の状態と今後を見据えた住宅環境整備が必要です。安全で安心して長くを継続できるように本人・家族双方の希望を伺いながら、専門的な目で見ながらアドバイスします。
動けないから、と動かないのではなく筋肉の拘縮を抑えるリハビリによって少しでも生活しやすくパーキンソン病と診断されたら少しでも早く生活の中での危険をなくし、薬と併用しながら生活の中でのリハビリをして行くことがQOLのアップにつながります。

3筋萎縮性側索硬化症(ALS)

 進行性疾患で筋肉が萎縮して、手指や足の力がなくなったりうまく話せない、むせやすかったり食事を飲み込めないなどの症状が現れて、徐々に呼吸も困難になっていく疾患です。
進行状況に応じて福祉用具や住環境整備を行うことで、少しでも生活の改善につながっていきます。【嚥下障害】は必ず起こります。医師や医療機関の指示指導をもとに飲み込みやすい食事や食事量などのご相談もひいらぎでは承ります。

4重症心身障害児の医療機器対応

小児の場合は介護ではあるけれど、「育児」でもあるため、お父さん、お母さんが家で子供と生活していることがたくさんあります。
お父さん、お母さんは普段の介護を当然のこととしていらっしゃる方が多いです。しかし、ベッドや棚の位置の変更や少しのリフォーム、福祉用具の使用で更に子供の成長を楽しめることも多くあります。
体が大きくなってきた。兄弟との位置関係が微妙になってきたなど、早め早めに対応することでもっと楽しい生活を送りましょう。

 ここに記載しきれませんが、住環境でお手伝いできる疾患は数限りなくあります。


ガンをはじめ、内臓の疾患や呼吸器疾患など病気から在宅生活へ変わった場合など、看護師として住環境整備にお手伝いできる部分がありますので、ご相談いただければ一緒に考えて生活の質の向上につなげていければと考えています。