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高カロリー食・とろみ食品
介護・高齢者の食事、エネルギー補給のポイントをご紹介します。
「低栄養」とは体を動かすために必要なエネルギーと、筋肉、皮膚、内蔵などをつくるたんぱく質が不足した状態をいいます。食事摂取量の低下によって低栄養状態が続くと、体重減少や筋力低下、免疫力の低下などが生じます。
低栄養にならないためには、エネルギーとたんぱく質をしっかりと摂取することが大切です。無理なく1日に必要な栄養量を摂取するために、栄養補助食品などを上手に取り入れてみましょう。
低栄養で起こりやすくなる症状
次のような日常生活の様子があると、低栄養が疑われます。
やせてくる
よろけたり、
転倒しやすくなる
むせたり、
飲み込みにくくなる
かぜなどに
かかりやすくなる
傷や褥瘡(じょくそう)が
治りにくくなる
高齢になると歯が失われたり、あごの筋力や唾液の分泌量が低下することで、食べ物をかみにくいことや飲み込みにくいことがあります。また、病気等で身体が弱っている方や。脳疾患の後遺症をお持ちの方でもそのような状態が見られます。食べ物がかみにくいことや飲み込みにくい状態のことを摂食嚥下障害といいます。
誤嚥性肺炎って?
誤嚥性肺炎は、唾液や食べ物などが、誤って気管から肺に入ってしまい、そこで細菌が繁殖して炎症を起こすことで起こります。通常は、誤嚥してもむせが起こり、気管に入り込んだ異物を排除しますが、高齢になるとこの反射が弱まり、誤嚥性肺炎の危険が高まります。
誤嚥を防ごう
摂食嚥下障害があると食事摂取量が減りがちになり、脱水や低栄養が生じやすくなります。また誤嚥性肺炎も心配になります。誤嚥を防ぐ食事の工夫として「とろみをつける」、「やわらかく仕上げる」などの方法があります。飲み込みやすさや食べやすさに配慮した食品もありますので上手に活用することをおすすめします。
“とろみ調整食品”や“やわらか食品”などを上手に利用し、安全に十分な水分・栄養を摂りましょう!
キッセイ薬品工業株式会社 ヘルスケア情報 より引用